政府公式の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」が公開。マイナンバーカードを持たざる者の悲劇とは？

　12月20日、デジタル庁が政府公式の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」を公開した。このアプリは名前どおり、新型コロナワクチン接種証明書を取得し表示して証明することが可能だ。iPhone版とAndroid版、どちらも公開されていてダウンロードすることが可能だ。

　このアプリによって氏名、生年月日、接種記録（ワクチンの種類や接種した時期、ワクチンのロット番号など）が表示される。私も今年の秋にワクチン接種を完了した。役所で受けたのだが、接種後には紙の接種券が今後は証明書になるから無くさないようにと強く念押しされた。書類などはかさばるので、なるべく保管せずに捨ててしまいたいのだが強く念押しされているので今でも机の上の無くならない場所に大切に置かれている。

　今回のアプリができたことで、処分できるのでは？と考えた私はすぐに調べてみた。そしてすぐに絶望を味わった。なぜなら使用するためには「マイナンバーカード」と「マイナンバーカードの券面入力補助用暗証番号」が必要だったからだ。この補助用暗証番号はどうやらカードを受け取る際に4桁の数字を設定するらしい。私はマイナンバーカードを持っていなければ、当然暗証番号も設定していない…。

　何度か作ろうかなーと思ったことはあったが、結局、今はいいかと後回しにしてきた。そのバチが当たったのかもしれない。残念ながら今の私には証明アプリを使用することができないが、マイナンバーカードを持っていて使用できる方はApp Store、Google Play Storeにアクセスして入手し、快適なワクチン証明ライフを送ってほしい。とりあえず、私はマイナンバーカードの申請準備をしようと思う。

それでは、また。